LIBERAIDERS 2018 FW LOOKBOOK
UPDATE: 8.10.2018 / NEWS / PRESS / PRODUCT
LIBERAIDERS 2018 FW LOOKBOOKの配本が開始されました。
全国の卸先で配布中の他、Liberaiders storeでご注文のお客様にも同梱しております。
WEB上でも公開しておりますので、ぜひこちらからチェックしてください!
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Liberaiders 2018 FW
ある程度の年齢になってから、本を書く人もいれば自分の過去を辿り、音楽を作る人もいます。
僕の場合はブランドを通して自分を表現することがLiberaidersをスタートした理由です。
2018FW、今季のロケーションに僕はネパールを選びました。
ネパールは政治的に不安定なこともあり、世界で最も貧しい国のひとつと言われています。多民族、他宗教からなる文化背景をもつネパールは、僕にとって神秘の国というイメージです。神秘的ということは、僕の中では未知という意味です。
Liberaidersというブランドを通して、「旅を通して真実を探す」というブランドテーマに沿っていることから、今回の旅先は僕の中での未知であるネパールにしました。
ネパールと言えばヒマラヤ山脈が有名ですが、世界的に有名な10峰のうち、8峰がネパールにあります。ヒマラヤ山脈を始め、様々な山峰のベースキャンプとしても有名なこの国は、登山者の巡礼地となっています。
山々に囲まれたこの国が独自に形成した文化として、山岳民族から構成されるグルカ兵という戦闘集団が居ます。19世紀イギリス軍の傭兵として活躍したグルカ兵は世界からも勇敢な軍隊として賞賛を受けており、彼らのスローガンである「Better to die than be a coward」(臆病者になるなら死んだ方がましだ)という言葉は彼らを表現する最良のワードであり、僕が感銘を受けた言葉です。この強烈なメッセージは今季のアイテムデザインにも取り入れました。
何千もの寺院で構成されるカトマンズ
2015年に起こったネパール地震から復旧できていない荒れた建物
のんびりと暮らしている人々
人間は信じるもの、追い求めるものがそれぞれにあり、それを探す旅が人生だと思っていますが、この3つのコントラストが僕にはとても強く印象に残りました。ネパールの人々が追及するものは、お金ではないと感じました。
旅の最中、タトゥー師、ローカルミュージシャン、現地のファッションデザイナー達と出会うことができました。
彼らはLiberaidersのアイテムを見て、とても気に入ってくれました。流行りやメディアの中にいない彼らからの評価は僕にとって最高の賞賛です。素晴らしい時間を共有することができました。
この旅を通じて僕が感じたことは、政治体制や国に関係なく、自分自身のカルチャーを分かち合える人たちは必ずいるということ。
みんなそれぞれの形で行先不明な自分の人生の旅の真実を追い求めている。そういった事を感じ旅ができたのはとてもいいことでした。
今後も世界各地の真実を追い求め、Liberaidersというブランドを通して発信していきたいと思います。
DISTINATION UNKNOWN